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NPO入浴施設衛生管理推進協議会の総会でお風呂の学びを!

今日はお風呂衛生の勉強と未来投資を目的に、NPO入浴施設衛生管理推進協議会の総会に勉強しに来ました!

レジオネラ菌提出件数は年々増加。年間1500人を超えている状況とのこと。
前年の30%アップしています。検査キッドの普及が原因とも言われているそうですが、やはり注意が必要ですね。

 

▼レジオネラ発症事例
・開設間もない盛岡市の銭湯の発症例
・小田原の温泉施設

 

▼ATP検査に関して
http://www.nih.go.jp/niid/ja/iasr-sp/2252-related-articles/related-articles-400/3605-dj4008.htm

 

▼家庭内におけるレジオネ検出
家庭での調査では、お風呂だけでなく、トイレタンク、金魚の水槽や洗濯機、蛇口などお風呂以外の検出例も多いとのことです。各水周りの日常ケアも必要になってきますね。

 

▼ジャグジー
公衆浴場やプールとも違うので、明確な法律がなく衛生管理は要注意。

 

▼介護施設発生事例
介護施設も入浴サービスがありますので、気をつける必要があります。

 

【事例】
2週間前に配管洗浄したのにレジオネラ菌が発生!何故?

過酸化水素による洗浄のみで、次亜塩素系の殺菌剤などの消毒の工程が入っていなかったため、配管内に生きた菌(生物)が浮遊していた。

 

【原因】
・塩素注入の場所
濾過器の後に塩素注入していた。基本は濾過器の前。
・電磁弁の故障。
・ろ過器の排水バブルが封鎖されて、汚水が出ていなかった。
・フロアー管に滞留水が発生
・給湯水の汚れ


過炭酸ナトリウムによる配管洗浄から次亜塩素酸での消毒を再度きっちりやり直す。

 

▼シャワー水・シャワーヘッドの危険性

シャワーヘッドが原因でのレジオネラ発生の危険性あるので、ずっと使われている場合は気をつける必要ありますね。

 

★必読!!!シャワーの衛生管理方法
・毎日使い終わりに30秒水を流す!これだけで効果あります!
・月1回のシャワーヘッドを消毒。
・ヘッドを外し、中をブラッシングし、塩素剤の液に1時間以上浸す
・3年程度でシャワーヘッド、ホースを交換する
・年に1回のシャワー水の水質検査をする

 

最後に、介護福祉施設の現状も保健局のゲスト講師の方に少し質問しました。
個浴でも水を取り替えてないケースは消毒殺菌をすべきであるとの見解がもらえたので、
そこは今後の当社のシルバーチャージ中心とした介護のお風呂衛生促進に関して間違いないなと。

しかし、公衆浴場に比べて、入浴サービスをお客様提供している介護業界のお風呂の衛生管理意識は、
やはり足りていない気がしました。

 

介護施設のお風呂と言っても、
①個浴
②大浴場(循環なし)
③大浴場(循環あり)
⑤機械浴・特殊浴槽
と種類も多ければそれぞれに対応対策があります。
公衆浴場法で言えば③の部分の指導は現在存在する訳ですが、それだけで足りるとは思いません。
今後の課題として、お風呂衛生の技術者・指導者の育成も挙げられてました。
介護ケアの一環として入浴サービスが存在する以上、
そのお風呂の存在をもっと大きく考えてもらえたらいいなと改めて感じました。

新たな展開を模索していきますので、ご期待ください。
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